庭の種類

庭には、その土地の気候や建物の雰囲気、そして「どう過ごしたいか」という目的によってさまざまなスタイルがあります。
大きく分けて、日本庭園、洋風庭園、そして実用的な庭の3つのカテゴリーで代表的な種類を紹介します。
1. 日本庭園(和風)
日本の伝統的な美意識に基づいた庭です。
• 枯山水(かれさんすい)
水を使わず、石や砂(白砂)の紋様で水の流れや海を表現します。禅寺などでよく見られ、鑑賞して精神を整えるための庭です。
• 池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしき)
大きな池を中心に、その周りを歩きながら景色を楽しむスタイルです。兼六園などの大名庭園に多い形式です。
• 露地・茶庭(ろじ・ちゃてぃわ)
茶室に付随する庭で、世俗を離れるための空間です。石灯籠、蹲(つくばい)、飛び石などが特徴で、静寂と質素な美を重んじます。
• 坪庭(つぼにわ)
建物と建物の間や、狭い空間に作られる小さな庭です。光の採り入れや通風、そして限られたスペースでの癒やしを目的としています。

2. 洋風庭園
住まいの外観に合わせて多様な表情を見せるスタイルです。
• ナチュラルガーデン(イングリッシュガーデン)
自然な植物の姿を活かした庭です。色とりどりの草花を組み合わせ、季節の移ろいを感じられるのが魅力です。
• ドライガーデン(ロックガーデン)
乾燥に強い多肉植物、サボテン、アガベなどと、石や砂利を組み合わせた庭です。手入れが比較的楽で、スタイリッシュな外観になります。
• モダンガーデン
コンクリート、タイル、アイアンなど無機質な素材を使い、直線的でシンプルな構成にするスタイルです。都会的な建物によく合います。

3. 現代の住宅に馴染む庭のスタイル
最近の住まいでは、これらをアレンジした手法がよく取られます。
暮らしの利便性や楽しみを優先したスタイルです。
・和モダン
伝統的な石組みや竹垣を使いつつ、現代的なコンクリートやライティングを融合させたスタイル。
• 雑木の庭
山にあるような自然な樹木を植え、木漏れ日や風を感じるスタイルです。落葉樹を多く使うことで、夏は涼しく、冬は陽が差し込む快適な環境を作れます。
• キッチンガーデン(菜園)
野菜やハーブ、果樹を育てることを目的とした庭です。最近ではレイズドベッド(底上げした花壇)でおしゃれに楽しむスタイルも人気です。
• アウトドアリビング
ウッドデッキやタイルテラスを設置し、部屋の延長としてBBQや読書を楽しむための空間です。