雪吊り・雪囲いについて

富山県を含む北陸地方の冬の風物詩である「雪吊り」には、樹木の形や大きさに合わせた複数の技法があります。
雪吊り・雪囲いは庭木を雪害から守るだけでなく、冬の庭園を美しく彩る「造形美」としての側面も持っています。

富山県の冬に欠かせないお庭の冬支度【雪吊り・雪囲い】

富山県は日本海側特有の湿った重い雪が降る地域です。冬になると庭木や植栽に大量の雪が積もり、枝折れや幹の損傷、樹形の乱れなどさまざまな被害が発生します。

雪吊り・雪囲いは、そのような雪害から大切な庭木を守るために行う重要な冬支度です。

「毎年雪で枝が折れてしまう」
「庭木の形が崩れてしまう」
「雪の重みで植木が倒れてしまった」
「冬の間も庭をきれいに維持したい」

このようなお悩みをお持ちの方は、雪が降る前の対策がおすすめです。

河本庭苑では、個人住宅のお庭から和風庭園、事業所や寺社仏閣まで、幅広い雪吊り・雪囲い作業に対応しております。



雪吊りとは

雪吊りとは、樹木の中心に支柱を立て、縄を放射状に張ることで枝を支える伝統的な技法です。

特にマツやモミジなど枝が広がる樹木は、積雪によって枝が折れたり裂けたりする危険があります。

雪吊りを行うことで雪の荷重を支柱と縄へ分散し、枝への負担を軽減します。

また、雪吊りは単なる雪害対策ではありません。

美しい縄の張り方や樹木との調和によって、冬のお庭を彩る景観の一部としても高く評価されています。

雪吊りされた庭園は、雪景色と調和しながら日本庭園ならではの風情を演出します。



雪囲いとは

雪囲いとは、樹木や植栽の周囲を竹や木材、縄などで囲い、雪や風から守るための作業です。

雪吊りが枝を支える作業であるのに対し、雪囲いは樹木全体を保護する役割があります。

特に低木類や生垣、寒風に弱い植物には雪囲いが効果的です。

積雪による押し潰しや枝折れを防ぐだけでなく、冬の冷たい風から植物を守る役割もあります。



雪吊り・雪囲いが必要な理由

枝折れ防止

最も大きな目的は枝折れの防止です。

湿った雪は見た目以上に重く、枝に大きな負担を与えます。

一度折れてしまった枝は元に戻らず、美しい樹形を損なう原因になります。



樹形の維持

庭木は長い年月をかけて形づくられています。

積雪によって枝が曲がったり広がったりすると、せっかく整えた樹形が崩れてしまいます。

雪吊り・雪囲いは樹木本来の美しい姿を守るためにも重要です。



倒木防止

若木や根張りの弱い樹木は、積雪の重みによって倒れてしまうことがあります。

支柱や囲いを設置することで転倒リスクを軽減できます。



春の回復を助ける

雪害を受けた樹木は春以降の生育にも影響が出る場合があります。

冬のダメージを防ぐことで、新芽の成長や花付きの維持につながります。



雪吊りが必要な樹木

河本庭苑では樹種や樹形を確認しながら施工方法をご提案しています。

主な対象樹木は以下の通りです。

・クロマツ
・アカマツ
・五葉松
・モミジ
・カエデ類
・ヤマボウシ
・サルスベリ
・ツバキ
・サザンカ
・イロハモミジ
・その他枝張りの大きい庭木

樹木によって適切な雪対策は異なります。

現地確認のうえ最適な施工方法をご提案いたします。



雪囲いが必要な植栽

・ツツジ
・サツキ
・アジサイ
・ドウダンツツジ
・ナンテン
・生垣
・低木類
・寒風に弱い植栽

植栽の種類や配置状況に応じて施工方法を変更します。



雪吊りの種類

りんご吊り

雪吊りの代表的な施工方法です。

樹木の中心に支柱を立て、枝先へ縄を放射状に張ります。

見た目も美しく、日本庭園などで広く採用されています。



みき吊り

幹を中心に複数の縄で支える方法です。

枝への負担を軽減しながら安定した支持が可能です。



添え柱

樹木の脇に支柱を設置して支える方法です。

比較的小規模な樹木に適しています。



雪囲いの種類

竹囲い

竹を使用した伝統的な雪囲いです。

和風庭園との相性が良く、美観を損ないません。



丸太囲い

耐久性が高く、比較的大きな樹木にも対応できます。



支柱囲い

シンプルな施工方法でコストを抑えられます。



河本庭苑の雪吊り・雪囲い作業内容

施工前には樹木の状態や周辺環境を確認します。

そのうえで最適な方法を選定し、丁寧に施工を行います。

主な作業内容

・現地確認
・樹木診断
・支柱設置
・縄掛け
・雪囲い設置
・樹木保護
・安全確認
・作業後清掃

一本一本の樹木に合わせて施工するため、仕上がりの美しさにもこだわっています。



作業時期について

雪吊り・雪囲いは初雪が降る前に行うことが重要です。

おすすめ時期は10月下旬から12月上旬です。

積雪後は作業が難しくなるため、早めのご依頼をおすすめしております。

特に降雪予報が出てからはご予約が集中するため、秋頃からのご相談が安心です。



春の雪吊り撤去作業も対応

冬が終わると雪吊りや雪囲いの撤去が必要になります。

河本庭苑では設置だけでなく撤去作業にも対応しております。

撤去作業内容

・縄の取り外し
・支柱撤去
・雪囲い解体
・資材回収
・樹木状態確認

撤去後の庭木管理や剪定作業もあわせてご依頼いただけます。



雪吊り・雪囲いの料金について

料金は樹木の高さや本数、施工方法によって異なります。

そのため河本庭苑では現地確認のうえお見積りをご案内しております。

料金が変動する要因

・樹木の高さ
・枝張りの大きさ
・樹木の本数
・施工方法
・作業場所
・使用資材

お見積り後に無断で追加料金が発生することはありませんのでご安心ください。



富山県の雪害対策は河本庭苑へ

雪吊り・雪囲いは単なる冬支度ではなく、大切な庭木やお庭の資産価値を守るための重要な管理作業です。

適切な雪対策を行うことで、枝折れや倒木を防ぎ、美しい樹形を維持しながら春を迎えることができます。

河本庭苑では、長年の経験を活かし、お庭ごとに最適な雪吊り・雪囲いをご提案しております。

個人住宅のお庭はもちろん、空き家、別荘、事業所、寺社仏閣、公共施設など幅広く対応可能です。

「雪が降る前に対策したい」
「毎年枝折れに悩んでいる」
「庭木を長く大切に育てたい」

そんな方はお気軽に河本庭苑までご相談ください。職人が現地を確認し、お庭に合わせた最適な雪害対策をご提案いたします。